うつ病(単極性気分障害)
「落ち込み」「憂うつ」といった感情低下に苦しみ、睡眠障害、食欲不振、無気力・無感動、
思考力や集中力の低下などの精神・身体症状が現れる。
ふつうは健康な心の状態でも、何かショックなことが起きると、落ち込み、
悲嘆、自信喪失といった、憂うつな気分が優勢になりますが、時間の経過や楽しい
出来事などがきっかけになり、再び元気な心に戻ります。
ところがうつ病になると、
心理的な原因の有無にかかわらず、落ち込み、憂うつ、何をするのもおっくう、
イライラといった、気分や感情の低下が続きます。人によっては、一度治癒しても、
一生に数回起こることもあります(反復性、または周期性うつ病)。
考えられる原因
①脳内のホルモンバランスなど体の中の問題によるもの
②職場や家庭のストレスなど生活環境によるもの
③「まじめで手抜きができない」など本人の性格によるもの
上記の三つに大別されます。
主なうつ病のタイプ
■内因性うつ病
なんらかのきっかけが誘因となり、はっきりとした原因がわからないまま発祥します。
■心因性、または反応性うつ病
心理的な原因によって起こるうつ病。抑うつ神経症ともいいます。
■身体因性うつ病
体の病気が基礎にあり、二次的に発病します。
脳動脈硬化症など、脳に器質的な障害があって起こるものを「器質性うつ病」、
肝臓病、腎臓病、感染症などがきっかけになって発症するものを「症候性うつ病」と呼んでいます。
また、薬の副作用でうつ病が現れることもあります(医原性うつ病)。
症状
憂うつ気分を基礎にした心と体の症状が現れる
強い罪悪感
気分や意欲の低下
考えがまとまらない
物忘れが多くなる
睡眠・食欲の障害
身体の症状、気力の減退
治療
抗うつ剤の投与、その他の薬物療法や心理療法などが用いられます。